経済企画庁が2000年7月27日に発表した消費者意識調査によると18〜19才の若者のうち、ほぼ全員にあたる９８．３%がインターネットの利用経験があるという。

一方、30才代６７．１％、40才代４７．９％と年齢が上がるほど利用した経験がある人の割合は低くなり、６０才以上は１５．４％だったという。

利用したことのない人の割合は、

「必要性を要しない」　　　　　　４４．４％

「機器の操作が難しそう」　　　３６．６％

「機器の価格が高い」　　　　　２７．３％といった回答があった。

調査結果には一応うなずけるものがあるが、本来購買力はあるのに足腰が弱り始めて外出がおっくうになる年代こそインターネットは必要である。

さびしくなりがちな老いを趣味や生活の交流を通じて楽しみたいもの。

たま、第一線から引退はしても、やる気も技術もある高齢者は多い。

インターネットを通じて高齢者から発信された情報が人類共通の資産になる日がくる。

「機器の操作が難しそう」というが、それは一時のこと。

すぐになれる。

「機器の価格」も１０万円以下のパソコンで十分間に合う。

インターネット接続のためのプロバイダー料金も２，０００円/月が標準的な料金。

無料のプロバイダーも幾つもある。

より、多くの人がＩＴ（情報技術）の恩恵を受けられることを願っている。